絶望

206:本当にあった怖い名無し:2006/08/12(土) 00:15:20 ID:V0im3TptO
そう言えば今日さ、バイト先の雑貨屋で酷い目似合った。 
品出ししてたら、もの凄くデカいオッサンの顔が、こっちを見つめてるんだよ。 
いや、尋常じゃないんだよ。1メートル位。顔が。 
それが棚の向こうからジッと見つめてくるの。しかも、目があった途端ニヤッと笑った。 
怖かったんだけどさ、どうやら見えてるのは俺だけらしかったし、仕事中だったから、無視して仕事続けた。 

前から出るって従業員の間で有名な店だったんだけど、俺はこれが初遭遇だった。 
で、そのオッサンは少しして消えたもんで、俺も忘れてレジ業務してたんだよ。 
そしたらまた出た。今度は背後に。 

お客さんいたんだけど、流石に声あげたよ。「うわっ」て。 
訝しむお客さんに謝って、何事もないように装ってレジ業務した。 
でも、その間ずっと冷や汗垂れ流してたよ。黒いプレッシャー?みたいなの感じて。 
しばらくしてオッサンの気配が近付いて来て、 
「死ねよ」 
って、一言低い声で捨て台詞を吐いて消えた。 

正直、若干チビった。 
何なんだろう、これ。オカルトって言うか、実は俺、精神的にキてるんじゃないかと思ってへこんでるんだけど。 
だから他の従業員には言えなかった。 


引用元:http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1154499352/