712:本当にあった怖い名無し:2006/07/13(木) 00:15:48 ID:QPr2j67r0
ついてきた話
自分は本屋のバイトをしていて、いつもの帰り道に普段も通るのは車ぐらいで
人はあまり通らないのだが、俺にとっては近道だったのでそこの道をいつも
通っていた。いつもはPM10時に閉めてそこから整理などをして遅くてもPM11時には
帰路につけるのだがその日は新人に全部やってもらい、あれこれ覚えて
もらい、世間話などをして、気づいたら0時前になっていた。
あせってタイムカードを押し終電ギリギリなので新人の人には先に帰ってもらい自分も帰ろうと店をでて自転車に乗り
帰路についた。自転車をこいでるといつもの人通りの無い道、そこに女の人が立ってた。
こんな時間にこの道で人を見かけたのは初めてだ。
田舎って訳じゃないけどその道は白線のみの狭い道で夜とかは車とすれちがう
のは正直怖い、そんな道に、その人はいわゆる棒立ちをしていた。
まあ全然通らない訳じゃないし、自分は頻繁にこの道を通ってると思えば
別段おかしい話でも無い・・・と言うか、「どうしました?」なんて
話しかける勇気なんて俺にあるはずが無い。すれ違うと目があった、色白で中々にかわいい・・・
その女の人で色々な妄想をしていたら一人暮らしのアパートに着いた。
家に帰るといつもの行動を取る、トイレに行き、手を洗い、水を飲み
パソコンに電源を入れ、テレビをつける。
だがその日はテレビをつけると、「ピンポーン」と呼び鈴が鳴った。
ドア越しに覗いてみたら、さっきの女の人だ。ちょっと興奮しながらも「はい」と言ってドアを開けてみた。
すると女の人は手から何かを落とした。「なにか落ちましたよ。」と
しゃがんで拾うとそれは指だった。作り物?と思って女の人を見上げると
女の人の目がボコッと飛び出しドロリと落ちて来た。
「うわっ!」と家の中の方に尻餅をつくとその女の人は全身が崩れながらも
しゃがれたような声で、指がところどころ千切れてる手を差し出して、
「こっちに来て・・・」そこで気を失ったんだろうか、気づいたらそこに
女の人はいなかった、脅かしただけ?意味は分からなかったが、そこの道は今は通って無い。
714:本当にあった怖い名無し:2006/07/13(木) 00:25:11 ID:yCS6RJ5iO
怖いよ((((;゜Д゜)))
引用元:http://hobby7.5ch.net/test/read.cgi/occult/1152269321
コメント
コメント一覧
僕は本屋のバイトをしていて、いつもは午後10時に店を閉めてそこから整理などをして、遅くても11時には帰路につけるのだが、その日は新人に、仕事を覚えてもらうため全部やってもらい、あれこれ指導もして、気づいたら0時前になっていた。
終電ギリギリなので新人の人には先に帰ってもらい、自分も残った後片付けをして帰ろうと店を出て自転車にまたがり、 いつもの帰り道にさしかかる。11時頃の時間帯でも車が時折通るぐらいで人影はないが、僕にとっては近道だったのでいつもそこを通っていた。
今夜もそこを走っていると、女の人が立っていた。腰まである長い黒髪、白いブラウスに濃い色のミディ丈のスカート。この道で人を見かけたのは初めてだ。路肩に白線のみの狭い道で、夜とかは車とすれちがうのは正直危ない。そんな所に、その人は棒立ち状態だった。
時間が時間だから妙だなとは感じたが、まあ、自分は頻繁にこの道を通っているから、深夜とは言えたまに人に出会っても別段おかしい話ではない。でも、「どうしました?」なんて話しかける勇気が僕にあるはずもない。黙ってすれ違うと目が合った。目鼻立ちがくっきりしてとてもかわいい。久しぶりに胸が高鳴る。
すると彼女の手から何かが落ちた。彼女は表情も変えず立ったままだ。「何か落ちましたよ」と僕は言って、しゃがんで拾うとそれは指だった。赤いマニキュアの爪が付いた指。ちょっとびっくりしつつ、作り物? と思って女を見上げると、その両目の眼球がボコッと飛び出し、ドロリと糸を引いて落ちて来た。そればかりか、長い髪の毛の付いた頭皮がズルッとむけるように剥がれ、血みどろの丸い頭がむき出しになる。
「うわっ!」、僕が玄関で尻餅をつくと、その女は全身が腐ったように崩れながらも指が所々ちぎれている手を差し出して、しゃがれた声で「こっちに来て……」と言った。
僕はそこで気を失った。気づいたら朝で、女はおらず、指も目玉も髪の毛も――何一つ残っていなかった。誰かがいた痕跡さえない。一体何だったのか? 脅かしに来ただけ? なぜ僕に? 意味は分からなかったが、以来そこの道は通っていないし、女とも二度と出会っていない。
無能いや優しい訪問者
コメントする