396: 本当にあった怖い名無し 2010/11/22(月) 11:51:30 ID:w4Zm+6I10
自分が小4の頃(30位前)、近所にある種の「特別な人たち」が
寄り集まって住んでいる場所があって、まぁその場所は
ボロい長屋で当時でも珍しくなっていた、共同のボットン便所が1
つとか、昼日中から無職のオジさんが酔っ払っていたり、と
ぶっちゃけ周りの親たちは子供達に「絶対近寄るな」と
釘を刺しているような場所だった。
で、その場所に同学年の男の子を連れた一家が引っ越してきて
その男の子(Aとする)と同級生となった。
Aは子供の目から見ても衣服や学用品に「ん?」と感じる
異和感があったし、勉強もかなり遅れていたけど
結構面白い奴で、いつしか自分たちのグループで遊ぶ事が多くなったが
やはりA両親は自分達から見れば異質(父親は昼間に家に居たり
子供相手に大した意味もない事で怒鳴る、母親は異常に陰気な雰囲気で
自分達がAと遊んでいる時に出会っても無視)な感じがしたし
Aは何故か何かしらの怪我をしていた。
ある時、Aが学校を休んだ日に本人が我が家に遊びに来て
(その時、たまたま母親が留守だった)、見ると片耳が千切れそうな
怪我をしているのに絆創膏で止めただけ・・みたいな状態で
当時、まだ自分は健康保険云々などの知識もなく
ご飯を食べたり眠ったりするのと同じレベルで
「怪我をしたらお医者さん」が当たり前だったので
「これはきっと、A君の親がこんなに酷いと気がつかないんだ!」と
思いこんで、いつも行っていたお医者にA君を連れて行った。
397: 396 2010/11/22(月) 11:52:20 ID:w4Zm+6I10
続き
そうしたら、どういう訳だか、連れて行った先のお医者も
看護婦さんも、とても困った顔をして結局は治療もして貰えずに
追い返されたよ(今なら意味も分かるけど)
ただ、その日の晩、両親から
「お前の気持ちは判るし良い事だとは思うけど・・」みたいな
非常に歯切れの悪い注意を受けて、翌日もAは学校を休んで
先生方も何か困ったような態度で、自分に接していた様な気がした。
結局Aが登校してきたのは2~3日後だったけど
登校してきたAは今までと雰囲気が全く違ってしまっていた。
耳の怪我はきちんと治療されて包帯が巻いてあったけど
耳の他に手や足に酷い青あざが出来ていた上に
たった数日で驚くほど目付きが暗くなって
何より、自分たちに急に敵意を剥き出しにする様になって
絶対に自分たちと遊ばないで、いつも教室の自分の机に
座ったまま殆ど口も利かなくなったのに
教師たちも困りながらも、手をこまねいる感じ。
そうこうしている間に、A父が何か問題(事件?)を起こしたらしく
居なくなり、A自身もそれからすぐに転校してしまい
それからはどうなったか判らない。
今なら、親の虐待に対してもっと踏み込んだ対応だろうけど
当時は多分、公的機関<<<虐待親の権利、だったんだろうね
Aはあれからどうなったのか、もしかしたら自分のしたことが
パンドラの箱を開けてしまった形になって
却ってAに取り返しのつかない結果にしてしまったのかと
今でも気にかかっている。
398: 本当にあった怖い名無し 2010/11/22(月) 11:59:17 ID:o4/dh1Hz0
>>397
もしかしたらも何もお前がその子と家族を追いつめたんだよ。
無知からの純粋さとはいえ酷い事をしたもんだな。
399: 本当にあった怖い名無し 2010/11/22(月) 12:40:58 ID:klu4U55Q0
>>398
いやその言い方は思いやり無さ過ぎだよ。
結果的にはそうなってしまったのかもしれないけどさ…
400: 本当にあった怖い名無し 2010/11/22(月) 13:17:55 ID:Za2y+KSUO
そんなのいずれ破綻するのは時間の問題だろ。
取り返しがつかなくなる前にフタを開けられたのは良かったと思う。
引用元:http://toki.2ch.net/test/read.cgi/occult/1289440041/
コメント
コメント一覧
親の権利ではなく、当時の公的機関は積極的に見ないふりをした。
最近も女児が父親に殺されて児相の無能さに呆れた人もいるだろうが、問題を問題として捉えるようになっただけ進化してるんだよ。進化の速度は遅いけど
あの人達は長い間、問題には蓋をするのが正解だというロジックで成立してきた組織なんだから
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