精神的

07/03/04
ちょっとした話だが、戦争中に起こった実話。 
ナチの将校とユダヤ人の娘が恋をした。当然道ならぬ恋。 
しかし燃え上がった二人は駆け落ちを決意する。 
その行為によって娘はもちろん、反逆罪となった将校の家族親戚友人全て投獄される。 

もちろんつかまったら二人の命もない。 
二人は何十人もの命を犠牲にして、手に手を取って 
命を懸けて国境を越え、田舎の小さな教会でささやかな結婚式を挙げ、 
このニュースは現代版ロミジュリとしてヨーロッパ中の新聞が美談として取り上げた。 
その後二人は仲むつまじく、幸せに暮らしました… 
とは行かなかった。 

なんとほんの数年で離婚したのだ。 
「罪の重さに耐えられなかったのか」と噂になったが、心理学者の意見は違う。 
男女の仲は反対されればされるほど燃え上がる。 
しかもこの場合反対などと言う生易しいものではない。 
自らを悲劇の殉教者と見立て、のめりこみ、酔い、 
悲恋を成就する事だけを目的とした恋だったという。 

つり橋効果が数年間続いたようなものかな? 
そして壁がなくなり、回りに祝福されると現実に戻ってしまった。 
全てをかける価値があったのか、と。 
その後の二人の消息は知らないが、ラリ女の心境ってこういうものだと思う。 
実際夫と結婚する時はここまでのラリラリパッパにならないもんな。 
ただのつり橋効果じゃなかったら、ばれた時泣いて謝ったり再構築を願い出たりしないだろう。 

こんなやつらのせいで殺された人たちカワイソス 


引用元:https://hobby7.5ch.net/test/read.cgi/occult/1132139820/