09/03/05
もしスレチならスマソ
うちの母方のバアちゃんの話
母方のジイちゃん、バアちゃんはアメリカ人で、うちの父は日本人 母はアメリカ人
出張でアメリカにきていた父
交際は、当時むちゃくちゃ反対された
特にバアちゃんが、日本人だけはダメ と猛反対
しかし、母も、そこはアメリカの女の性格
持ち前の気の強さと揺るぎない意志で、絶対一緒になる!と突っ走った
バアちゃんが母を往復ビンタ、絶交する!と怒鳴りちらしても母は効かなかった(母は車ぶっ飛ばして家出して一事音信不通になったりしていた)
とうとうお金を貯めた母は父の住む日本東京へ行く日になった
バアちゃんは、空港に見送りに一緒にいきたいと告げた
穏やかなバアちゃんに??と感じつつ、空港でバアちゃんに会った
79:09/03/05(木) 19:06:53 ID:WAZhknIHO
バアちゃんが何かを差し出した
古くて小さい日本のお守りと、古びた写真
母は初めてみる物だったから(お守りというものすら知らなかった)
無造作に中を開けた
そこには、古くてシワシワの小さな白い紙
米粒ひとつが入っていた
古くてシワシワ紙を読んでみた
日本語で『ローザ、君を愛している』と書いてあり、英語で、綺麗な字でアイラブユーとあった。
パッとバアちゃんを見ると泣いていた。
わけをきくと、バアちゃんは結婚するまえ、大昔、日本人と恋に落ちた。
写真に移っている、背の低く、丸い典型的昔の眼鏡をした優しそうな日本人。
それがバアちゃんが恋に落ちた彼だった。
80:09/03/05(木) 19:30:02 ID:WAZhknIHO
しかし、戦後すぐのアメリカと日本。戦争の傷跡からか周囲は二人の結婚に大反対。
日本にいる彼の親も大反対。連れ戻すように、彼の親がアメリカにきて、彼を強制的に連れ帰ってしまった。
バアちゃんは、何ヶ月か泣いて泣いて毎日を過ごした。自殺未遂まではかった。
そして、日本から一通の手紙が届く。中には、そのお守りがあった。『ローザ、君を愛している、、』
読めない日本語だったが、住所も書いてあり、バアちゃんは彼への愛を確信し、彼に会いに日本へ。
どうにかして、彼の住む家付近についた。
近くを通った人に、住所をみせ、家をきくと顔色が変わった。
つたない英語で『dead』と言われた。
半信半疑で家についた。生気のない母が迎えた。
彼は自殺していた。あのお守りは、彼が厳しい両親の目をかい潜り送った彼からのメッセージだった。
あれを書いた数日後自殺した。
82:09/03/05(木) 19:48:12 ID:WAZhknIHO
彼は死んだ、、アメリカにもどり、その後の狂乱ぶりは、街でも有名になるくらいバアちゃんは病んだ。
セラピーも何年も受けた。どうにかして彼を忘れ日本を忘れ、(暗示療法?)ジイちゃんと結婚。
『まさかオマエ(母)が日本人と恋に落ちるとはね、、私は光男(例の元カレ)を忘れようと、何年も必死だった。本心は光男がいない世界なら、死にたかった。
あれから日本人とは関わらないように関わらないないようにしてた。
日本がトラウマになってたから猛反対した。怖かったから。悪かったね。
だけど日本人を好きになったと聞いたとき、ほんとうは嬉しかった。』
とバアちゃんが号泣しながら語ったという。
写真には幸せそうに寄り添う光男と若いバアちゃん。
不思議なのは、バアちゃんも母さんも何も知らない日本人に一瞬で恋に落ちた。
家系なのか、単なる偶然なのか、怖くなくてごめん。
89:09/03/05(木) 22:17:18 ID:UpFJXJ2n0
>>78
全米が(つд`)・゜*。
まじで年寄りで産まれて若返るとかいうありえな杉ストーリーより絶対感動する。
83:09/03/05(木) 20:02:40 ID:yC3U/aep0
胎児は母親の身体の中にいる間に遡って先祖から両親までの
記憶を見るって説が某小説であったけど、それに近い感じで良いね。
84:09/03/05(木) 20:16:39 ID:WAZhknIHO
あと、ひとつエピソードがあって、
光男(さん)が日本に連れ戻される前、泣き出したバアちゃんに
『もし二人が引き裂かれて、離ればなれになっても、僕は絶対生まれ変わってでも君にあいにくる。
君がおばあちゃんになってても、僕は絶対に君にあいにくるよ。
その時は、僕はすました顔で日本語で初めましてって笑って、桜を見せてあげよう。
僕を忘れてもかまわない、だけど、そのときは思い出してほしい。』
と言っていた。
母ちゃんが初めて父ちゃんをバアちゃんちに連れてきたとき、緊張しまくった父ちゃんは、
散々練習した英語虚しく咄嗟に初めましてって言って、 中で日本桜が舞い散るスノードームのようなものをバアちゃんにプレゼントした。
(誰にも話してないエピソードだから、バアはむちゃくちゃビックリした)
バアちゃん嬉しかったってさ、、光男さん、ありがとう。
88:09/03/05(木) 21:53:57 ID:oxcI52hgO
>>84
夢の様にロマンティックないい話だねえ。
夏目漱石の『趣味の遺伝』を読んでみてくれ。
もしかしたら英訳もあるかもしれないから、お母様方のおばあちゃまにも…。
91:09/03/05(木) 22:30:52 ID:ih24KU9g0
>>84
光男さんの言葉にマジ泣きしてしまった…
85:09/03/05(木) 20:31:56 ID:nvs2OiMGO
ええ話や。・゚・(ノД`)・゚・。
102:09/03/06(金) 00:10:20 ID:w2OM9MAGi
2ちゃん見てこんなマジ泣きしたの初めて
引用元:http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1236072898/
コメント
コメント一覧
『ローザ、君を愛している、、』 って書かれてたのよとか真顔で説明するお母さんシュール。
創作する奴に言いたいが
お前の体験じゃないなら
セリフや描写に力入れすぎるなよとw
久しぶりに濃いのが出たわ
それはさておき、イイハナシダナー、と言いたいところですが、やはり腑に落ちない部分が。祖母殿が日本人と恋に落ちたのが戦後すぐ、との事。つい先日まで敵同士だったのはともかく、彼の親が日本から連れ戻しに来た、ですと?
ずいぶん無理のある設定です。祖母殿が恋した日本人がどうやって渡米したのか? 彼の親もたやすくアメリカに来れたのか?
終戦直後の貧困に苦しんでいた日本人に、アメリカまで渡航する経費が捻出できたでしょうか? 彼の家は裕福だったとしても、戦後しばらく(20年くらい?)の日本人の海外渡航は著しく制限されていました。留学とか商用とか政府関係者とかが海外に出られた程度で、彼が留学生か何かだったとしても、その親である一般人が息子を連れ戻すために簡単にアメリカに渡れたとは思えません。
戦時中強制収容所に入れられるなど迫害されていた日系アメリカ人と恋に落ちた、というような話なら素直に納得できたのではないでしょうか?
自分の母親や祖母の話で想像すると、その場で自刎するレベルのキツさですね…
これより泣けるやろ?
終戦事務に従事していた人や近親者の呼び寄せには特別許可が出されていたから渡米できないことはない
自殺する理由何なの
ばっかじゃねえのか
全裸で町中を走り回った挙げ句、「リメンバー・パールハーバー!!」と絶叫しながら股間に挿したロケット花火を発射する姿しか思い浮かばなかった。
コメントする