夜の山道

10/07/11
昨日夜中に田舎道をドライブしてたら、後ろから車が近づいてくるのが見えた。 
最初はゆっくり近づいてきてたのだけど、急にスピードをだして後ろにべったりつけてきた。 
そこは追い越し禁止の一車線道路でさらに両サイドは窪んでるという危険な場所。 
ちなみに俺はスピードだすのが怖いので法定速度以上に速く走ることはほとんどない。 
煽りか、死ねよ・・・。とか思いながら60キロ近くまでスピードあげても煽りをやめる気配はない。 
どうせ対向車なんてこないんだから、追い抜かせよとウインカーで合図しても後ろにべったり。 
だんだんと煽りも過激になってきて本当にぶつけかねないような運転してくる。 

ちょっと頭にきた俺はブレーキランプで威嚇しながら2キロくらいバトルしてた。 
ようやく前方に路肩を発見したので加速しいったん離してから路肩の手前で車を止め道路を封鎖。 
後ろの車は青のランエボでいかにもキモオタが乗ってますよって感じだった。 
俺は総合をやっていて何もしていない人よりは強いけど何かしてる人よりは弱い程度の実力があると自負している。 
つまり、やってるわりには弱いんだが、どうせキモオタだ、文句言ってやろうとそいつの車に向かって 
歩いてくと車からキモオタがバーと飛び出してきて後ろを見てキョロキョロしてる。 

「おいおまえ、なんて運転してんだよ」と声かけたら、脂ぎった顔でふうふう言いながら 
「違うんだ、後ろ、後ろから俺も煽られてたのに消えた!」とか必死に言ってる。 
ふざけてんのかこいつと。「お前の後ろに車なんていなかっただろ。ふざけるのも大概にしろ」 
と本気でムカついてきたところに、横の森の中から狐がひょこひょこひょこと三匹でてきてじっとこっち見てる。 
キモオタと同時にひぃって震えあがった。「も、もういいからいけよ」とかろうじて虚勢をはりながら 
帰ってきたわけなんだけど。やっぱり俺は騙されてたんだろうか。思い出すともやもやする。 


引用元:https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1277902734/