10/07/07
子供の頃、お盆で山形にある父の実家に帰省した時の話。
夏休みの宿題の自由研究でトンボの観察にするために
昼過ぎに田んぼのあぜ道にビデオカメラをセットした。
そのまま、川に泳ぎに行った帰り道だった。
生暖かい風が吹いてきた。折角さっぱりしたのになんだよ!と思って空を見上げ
ると
入道雲がもくもくと空に広がっていく。一雨くるな、と急いでカメラを回収にそ
の場所にむかった。
雲の影が田んぼを走っていく。カメラが見えてきた。そのとき、カメラの向こう
に何か見えた。
遠くからでよく分からなかったが、全身白づくめの人たちがうねうねと動いてい
るようだった。
段々遠ざかっていく。その先には田んぼしかない。
奇妙に感じたが、雨も降りそうだしカメラの回収が先だ。
カメラを持って家に付くとすぐに夕立が振り出した。
濡れずに済んだと安心して居間に入ったとき祖父が帰ってきた。
濡れた頭をタオルで拭きながら居間に来た祖父にさっきみたものを訊いてみた。
祖父は途端に険しい顔をして「にしゃ(お前の意味)、あれ見だんか?目ぇ合わ
せぢまっだんか?」
そのとき雷が丁度近くに大きな音を立てて落ちた。
祖父のあまりの剣幕と雷に驚いて、訳も分からず俺は泣き出してしまっていた。
「遠くだったから良く分からなかったよ…」泣きながら言う俺の頭を撫でながら
言った。
「あれは見ぃだらいがん。見んでえがった。」祖父は涙ぐんでるようだった。
落雷で停電してしまったのでビデオを見るのは忘れていた。
387:10/07/07(水) 20:54:43 ID:mN8pz4K+O
くねくね第二章か
引用元:https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1277902734/
引用元:https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1277902734/
コメント
コメント一覧
「あれを見たんか」が出てきたとたん、
笑いが止まらん
元よりあるなら水木しげる辺りが謎の妖怪として鬼太郎に書きそうだし。
それが現代のネットの情報拡散で都市伝説化しただけ。都市伝説というよりは田舎伝説と言ったほうが正しいかもなww
陰気を纏った泥田坊系の妖怪なんじゃないか?とか放置されて祟り神とか悪霊とかみたいに悪い方向性を持った案山子の付喪神なんじゃないか?とか色々簡単な予測はできるが田舎だと名称ないままにあれは悪い物と言い伝えられたりするからなぁ。
雷って都合よくおちるもんですかね
こういう怪談って全く怖くない。
俺は、埼玉で22歳の警察官が現場で扱った一般人だまして金をとろうとした詐欺事件のほうが怖い。
若い警察官の精神構造が謎すぎてすごい恐怖を感じる。
あとKYBや日産、スバル、三菱自のデータ改ざん。
雷なんて普通に落ちるだろ
なんの為に避雷針が町中にあると思ってんの?
都合の良すぎるタイミングで落ちるのが実にフィクションくさいという意味だと思われ
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