563:09/12/04
いつもこの時期になると思い出しては、誰にかに話したくて、でも話せなかった話。
もう昔の話しだし、当事者も亡くなっているから書く。
以前、私が働いていた所での話。
その職場は、冬の間だけは季節労働の方々がやってきて、
私たち年間雇用の人間と作業をする職場だった。
その作業は時には夜通し行う事もあり、その夜は私と年配の方と二人っきりでの作業だった。
作業も一段落して、二人で酒を呑んでいた時の話。
その年配の方は普段漁師をやっていて、漁に出れないこの時期だけ、ここに来ている。
酒もすすみ、その方の若い頃の遠洋漁業の話になった。
昔は3回も遠洋に出れば家が建てれた、きつかったけど楽しかった。とか。
そこで私は聞いてみた。
そんだけ稼ぎがいいなら、なかには変な奴も乗ってくるんじゃないですか?
ほらよく借金返済のためにマグロ漁船とかいいますよね...
うん。たまにはそんな奴もいたね。
でもプロの漁師じゃない奴なんて、たいがい身体と精神が保たずに辞めて行くね。
(たしか補給で立ち寄る港に降ろすとかなんとかいってたような...)
そういえば一人、ひどい奴がいたなぁ。
やくざかチンピラか、そっちから流れてきた奴で、仕事は全くできない。
その上刃物は振り回すで酷かったよ。
だからみんなで話し合って、海に突き落としたらしいよ。
時化で波にさらわれたって報告しとけばバレないからね。
そういってその方はニヤリとした。
その夜は眠れなかったなぁ。
602:09/12/05(土) 09:09:03 ID:P/Mxttrc0
>>563の話で思い出した。
うちのじいさん(故人)は、太平洋戦争時、南方の小さい島に送られた。
規則に反すると、桟橋の突き当たりで射殺。
そのまま死体が海に落ちて、後片づけしなくてもよいからだそうだ。
食料事情は厳しく、まじめな人から順に餓死していった。
じいさんは下っ端だったが、薬係の人、食料係の人と仲良くなって間を取り持ち、マージンとして薬と食料を手に入れて何とかしのいでいた。
もちろんバレたら銃殺だったよ、と言っていた。
じいさんの隊の上官(?)は嫌な人で、何かと理由をつけてイジメをしたり、物を取り上げたり、やりたい放題だった。
じいさんも、海に潜って採った真珠を取り上げられたと言っていた。
生きて帰ったら、まだ見ぬ結婚相手に贈ろうと思っていたので、とても悔しかったそうだ。
そんなこんなで、この上官はみんなから恨まれていた。
そして終戦、引き揚げ船の中。
日本の勝利を信じて、厳しい規則や上官のイジメもガマンしてきたのに、敗戦だなんて今まで一体何だったんだ!と、爆発した人たちが、例の上官を引きずり出し、担ぎ上げ、泣きながら命乞いするのも無視して、海に投げ込んだ。
後はどうなったか知らない、と言っていた。
619:09/12/05(土) 22:29:17 ID:mvRylnhj0
>>602
イイハナシダナー
投げ込む前にフルボッコにしたり縛り上げておくとより効果的だったかも
620:09/12/05(土) 22:48:43 ID:bpXHIyxL0
>>619
フルボッコや縛りはしなかったかもですが、引きずり出すときにケガをしただろうと思っています。
その状態で外洋に放り出されるのは、縛られて溺死するより恐ろしいです。
ちなみにじいさんの口調では、海に投げ込まれたのは一人や二人ではなかったようです。
622:09/12/05(土) 22:57:01 ID:mvRylnhj0
>>620
なるほど
まあいままでの悪行の報いですからねえ…とはいえ一人や二人ではないとすると
もしかしたら巻き込まれた普通の上官とかもいたのかしら…
626:09/12/05(土) 23:17:55 ID:bpXHIyxL0
>>622
そこまで無法地帯じゃなかったみたいです。
というのは、当時じいさんの近所の人が、どこかの隊の上官をやっていて、偉そうな態度の人だったらしいんですが、投げ込まれそうなところにじいさんが出くわして、近所の人だから勘弁してやってくれって頭下げたら、なんとか許してもらえたそうなので。
じいさん的には、かわいそうだからじゃなくて、今後その人の家族と顔をあわせ辛いとか、そんな感じでした。
引用元:http://mimizun.com/log/2ch/occult/1255442867/
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だが笑って話すからたぶん冗談で話しているのだろう
戦争中に味方を殺す理由が乏しいな
「弾は前から飛んでくるとは限らないんだぞ」
しかし、いつ立場がひっくり返るかわからない不安定ともいえる状況で
現時点での強い立場を利用して好き勝手して憎悪を集める愚かさよ
と思っていたら本当にそうだったのね。
全方向に恨み買ってたらそうなるわ。
よく人がいなくなったらしいねえ
戦争よりマシとはいえ、あれはあれで
極限状態だったろうしね
米軍は終結後に急いで帰るために
空母から何機か戦闘機捨てたって
公式記録に残ってんのな
合理主義にゃかてないわ
もうちょっと勉強しましょうね。
兵士全員がよく訓練された命令順守のマシンってわけじゃないから、中には問題を起こす問題児や上官の言うことを聞かない奴もいる。そんな奴が幅を効かせていたとしたらその部隊の脅威にしかならないだろう。余裕のない戦場ではその場の責任者に裁量がゆだねられる。
もし自分が最前線の責任者だったとして自分の部下に問題を起こす言うことを聞かないやっかいな奴がいたらどうする?
同じ様に引き上げ船で恨みを買っていた兵士が海に投げ入れられようとしていた
知り合いだしと仲裁に入りそれを止め感謝されたまでは良かったが
復員後にはあの平身低頭の感謝振りはどこへやら碌に挨拶もしない
助けなきゃ良かったと言っていた
軍隊のパワハラは洒落にならんかったからな
権威がなくなれば恨みしか残ってない
実際に戦闘に参加した人に直接聞いたけど
どんな奴でも
戦闘が始まったら味方は一人でもいたほうがいいから
やたら殺すようなことはしなかったって聞いた
戦闘が始まったら味方は一人でもいたほうがいいから
やたら殺すようなことはしなかったって聞いた
前線はそうかも知れないが、
実母が若かった頃の上司は、戦時隊で偉い人だったらしく
「あの頃は良かった。
酒も女も旨い物も好きなように出来た。
生意気なことを言う奴には、意見を聞くふりして危ないコトさせて死なせれば良かった。
また戦争にならないかな」
ってよく言ってたって
そもそも仲間が多い方が良ければ自衛隊のイジメによる自殺なんて無いはずだよ
帝国陸軍のとっとことっとっと~♪
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