田舎道

09/07/01
昔犬の散歩に出かけた時の話です。 
散歩に出たのは夜中の0時頃でした。 
川沿いの散歩コースのカーブを曲がると、遠くに1台の車が見えました。 
車はリアガラスをこちらに向けていましたが、ぼんやりとルームランプが付いているのが見えました。 
中の人はこんな時間に何をしているのだろう? 
自殺者も多く出る場所ので、その車もそうかもしれないと思いました。 
とにかく気にしない振りをして通り過ぎてしまおうと思いました。 
ところが犬は川の方に何か見つけたらしく、中々先に進んでくれません。 

力任せに犬を引っ張り進んでいきました。そして車の姿がはっきりと見える所まで来ると、 
車内の男がサイドミラー越しにこちらをジっと見ていることに気付いたのです。 
横目で伺うと、ミラー越しに男と目が合いました。 
生気のない目でした。 
ゾっとしました。今にも車から出てきて何かされるのではと思いました。 
怖くなった僕は、犬のリードをグイグイと引いて急いで立ち去ろうとしました。 
足早に車の横を通り抜けました。その間も男はじっとこちらを見ていたことでしょう。 
しばらく歩いた後、男が気になって振り返ると、僕は車の中にもっと恐ろしい物を見てしまいました。 
それは無人の車内でした。 
見てはいけない物を見てしまったと思った僕は、2度と振り返らず全速で帰りました。 
次の日、川沿いの藪からバラバラにされた男の遺体が見つかったそうです。


引用元:https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1245407426/