切ない

18/09/16
怖くもない話ですが、私の唯一の不思議な体験を投稿させていただきます。

祖父に関するお話です。
私の母方の祖父は明治生まれで、戦時中は陸軍の軍人、終戦後は自動車整備工場で働いていました。
祖父の子は6人で、母は末っ子でした。
祖母と共に、たくさんいる孫の中でも特に私を可愛がってくれていました。
20年ほど前、そんな祖父でも老いには勝てず、93歳で他界しました。
2/29になったばかりの深夜で、祖父が亡くなると同時位に雪がパラパラと降ってきたのを今でも覚えています。
悲しすぎて塞ぎ込み、なかなか立ち直れませんでしたが、
当時すでに社会人でしたので、仕事に没頭し、気を紛らわしていました。
転勤も多く、同じところに何年も住むことはありませんでした。

祖父が亡くなった、その翌年から不思議な夢を見るようになりました。
決まって昼夜は問わず8月15日中の睡眠時に見ていました。
夢の内容は、

ふと気が付くと、その家でいつも自分がくつろいでいるスペースにいます。
玄関のほうに向かうと、祖父が座って靴ベラで靴を履き、
靴ひもを結っています。
私は祖父も祖母も大好きで、その姿を見てとても温かい気持ちになります。
祖父が一度こちらに向き直り、玄関から出て扉が閉まったところで、
とても切なくなり、「あ、待って」と扉を開けようとすると同時に目が覚めます。

ただそれだけの夢ですが、毎年決まって見ていました。
ここ5、6年くらい見ていなかったのですが、
先の8月15日に同じような夢を見ました。

同じような、というのは、
最後だけ若干変化がありました。
いつもの夢と同じく玄関に行き祖父を見送るのですが、
私の足元には今年2歳になった息子がいました。
扉が閉まった後、
「あれ、子供を祖父に見せたかな?」と思い扉を開けようとした所で目覚めました。
なんとなく、曾孫の顔を見に来てくれたのかな、と思ったりました。

これ以外になんの不思議体験や恐怖体験もしたことのない私ですが、
どんなに仕事に追われ、忙しくて忘れていても、
同じ日付に見ていた夢でしたので、とても不思議でした。

怖くもない話ですが、私の霊っているのかなという意識の根幹の体験です。
まだ霊を見たこともないですし、これからも多分見えないのでしょうけど。


投稿者:みずきさん