人体

11/08/30
高校の時の話しを投下する。 

冬に高熱を出し、3日間ずっとねていたのだが2日目がピークに熱があがり41度まであがった。 

昼だか夜だか良くわかんない時間にふと意識が戻ったが
頭痛が激しく目をつぶったまま眠りに落ちようとしていると、遠くから 
「シャリン…シャリン」 
と音が聞こえてきた、何の音かなーとぼやけた頭で考えていると、
錫杖を突きながら迫ってくる複数の托鉢僧が脳内で自動再生された。 

迫ってくる音は家の中に入ってきて、次第に自分の部屋へ、その音がなんだか心地よく
次第に苦痛が無くなり、自分のベッドの周りをぐるぐる回ったあと少しずつ離れていく。 

あ、ついて行かなきゃ、と思い付いてこうとしたら、
親に揺さぶられ目が覚めた、気が付いたら病院のベッドの上だった。 
どうやらかなり危ない状態だったらしく救急車でいつの間にか運ばれていた、
そして生死の境をさまよっていたらしい。 
あのままついていったらきっと今頃自分は… 

絶妙なタイミングで起こしてくれた親に感謝です。 


引用元:https://toki.5ch.net/test/read.cgi/occult/1314555373/