影

11/08/04
数週間前の休日の月曜日に俺自身が体験した話。

その日は休みで学校もなかったため、俺は10時半ころに起床した。

父親は数年前に亡くなっていて、母親は仕事。祖父はどこかに出かけていて、祖母は1階の部屋にいる。

とりあえず、受験生なので勉強をしていた。といってもPSPで音楽を聞きながらだが。

1時間ほどやり、勉強を中断して音楽を聞くのに専念しているとき、隣の部屋の引き戸を見た。

頭の中が「????」となった。隣の部屋の引き戸の左側の戸に人影が映っていた。

しかし、自分のいる部屋から自分の影がそこに映るのはおかしい。

ベランダのカーテンが風に吹かれて・・・という考えもあった。しかしカーテンで人影はおかしい。

第一、カーテンが吹かれて・・・という考えだと、カーテンが見えるはずなのだ。

しかし、カーテンが吹かれるのは見えなかった。人影が映っている時にカーテンは動いていないはずだ。

そんな考えをしているうちに、階段の方へ移動して消えてしまった。そのままの高さで。

おかしい。引き戸の左側に映った場合、階段の方へ行くとすぐ階段があって、降りることになるために、人影の高さが低くなるはずだ。

祖母は普通は2階に上がってこない。階段の下を歩いているときに映るということも考えた。だが、映るはずがない。

一応、どこにいたら影がそこに映るのかを実証してみた。

勉強している部屋の引き戸(左側に全部引いている)に立ってみた。一発で当たった。そこに立つと映るのである。

ということは?俺のことを、引き戸のところに隠れて見ていた?

それとも人影自体が霊で、俺の事を見ていたのか? それで気付かれたから逃げた?そんな考えが浮かび、ゾッとした。

また出るんじゃねえかと思ったのだが、それっきり謎の人影は見なくなった。

だが、あの人影が何だったのかは分からない。いまだに謎である。「戸に映る人影」を見たのは無論俺だけ。他の人に話しても信じてもらえない。

そういうのに興味があるヤツだけは信じてくれたが。


引用元:https://toki.5ch.net/test/read.cgi/occult/1312115578/