09/11/06
高1の時、俺はクラスメートのKを自主退学に追いやった。
男子校で、中高とエスカレーター式に進学する学校だが、高校進学時、外部からも編入する。
Kも俺も中学からこの学校に入学していたが、同じクラスになったのは高1のときが初めて。
Kとは共通の友達を介して何度か軽く雑談をしたことがある程度の距離関係だったので、校内で偶然出くわしたりなんかしても、「おぅ」と声をかけるだけだった。
しかし、絡む機会がほとんどなかったがKが俺に対して好意的だったことはなんとなく察してた。(※アッー!的なものではない)
同じクラスになり、当然Kと絡む機会が急激に増えた。
お互い共通の趣味(格闘技や漫画、バイク、ゲスな下ネタ話)なんかもあったりして、打ち解けるのにそれほど時間はかからなかった。
そんな中、誰言うとなく「Kと俺はホ〇w出来てんじゃね?w」などという噂がチラホラ沸き始めた。
最初はクラス内に、徐々に学年全体に。
休み時間も昼飯も小便を垂らしにいくのも一緒。ほとんどの行動を共にしてた。たまたま偶然体調不良で学校休んだ日まで同じときた。ムリもないか…。
ともかく俺は愕然とした。焦った。狼狽した。
この類のレッテルを貼られることは、繊細な青っちょろいガキ、少なくとも俺にとっては死活問題だった。
散々悩み抜いたあげく、俺は保身の道を選んだ。徹底してKを突き放すことにした。この苦悩は間違いなくKも同じだったろうに…。
Kはその後も俺や周囲に対して変わらない姿勢を貫き通してたが、俺はそんなKを完全にシカトした。挙げ句の果てには、Kと俺を誹謗中傷してた奴らに同調してKを叩く始末。
10年ほど前のちょうど今頃かな、Kは学校から姿を消した…。
つい最近、偶然、10年ぶりくらいにKを仕事帰りの最終電車で見かけた。間違いなくK。
先に気づいたのは俺。チラチラ視線を送る俺に、Kも反応した。
わずか3秒足らずほどだったと思うが、なんとも言えない不思議な表情でお互いを凝視した。
しばらくして、Kが静かに降車した。
電車はゆっくりと動き出す。
去っていくKを窓越しに目で追っていたら、振り返って笑顔でパクパクと俺に何か言った。
何を言ったのかはわからないが、中学時代に不意にすれ違ったときに俺が「おぅ」と話しかけたときに彼が返してくれてた笑顔と何も変わってなかった。
10年を経て、やっと大切な親友を失ったことに気づいた。
スレ汚しすみませんでした
723:09/11/06(金)05:59:56ID:rrru1sgcO
朝なのに泣かせるな
725:09/11/06(金)06:58:19ID:/tEhU9FeO
こういうのが読めるから2ちゃんやめられない
726:09/11/06(金)07:11:26ID:Aw9DjGk7O
なんか胸がしめつけられる…
ちゃんと謝りたいよね、10年たった今だからこそ
引用元:https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1251426908/
コメント
コメント一覧
日本は、カスが勝手に悪態付きながら落ちていくのを、ニヤニヤ見ていれば済む
反日を国是にしている民族差別主義国家。 これは誇張でもデマでもない。 そんな国と経済協定とか、ナンセンス。 日本は宗主国でも親でも兄弟でもない。 恩情は無用です。
TPPもスワップも漁業交渉も日本は既に条件を出している 大声で泣きわめいてダダこねれば 気を効かせてくれる優しい日本はもう居ないんだよ
日本に住むカスですら、反日活動する民辱ですからね
ネトウヨは巣に帰れ
ゴミ民族も半島へ帰れ
日本人の税金で反日してる寄生虫ー
ざいこが帰ればいいんやでw
その後、友情の復活はなかったのかな。
ない方がいいのか。
管理人さん、こういう本題と関係ないコメはいらないから載せないでよ。
http://www.paranormal-ch.com/archives/1070042757.html
>これだから日本人は少し間違えただけで差別や嘘ばっかり。
>この国は俺らのものだからお前らはあの世に逝け。
スレに沿っている分だけヘイトバトルしてる連中よりはマシだ!
ところでKの聞こえなかったセリフが「〇〇かい?久しぶり。あの頃好きだったよ。じゃあな」
だったら土曜深夜のドラマっぽいやw
自分と居るとモテないからってのが理由だったみたいだが…向こうに恋人が出来たら連絡くるようになってまた少し話したりもしたけど、もう昔の関係には戻れなかったな
親友って言い合ってたのになぁ
今となってはただただ懐かしい思い出
本当に謝罪したい気持ちがあるならまた出会えて昔のようになれるんじゃないかな?少なくともあちらに敵意はないみたいだし!
一生逃げて回るヤツが笑わせるなww
ただの恋愛脳じゃん。女みたい
同調圧力も内包してるからね。
世の中を駄目にしてる。
え?どういう意味?
男女のつながりも友情も「冗談半分のからかい」で簡単に破壊する。
だから他人は信用できないんだって思考を育てさせてもらったよ
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