15/05/09
小学校の頃の体験。
私が生まれ育った地域は田舎の山奥で、小学校も全員で30人くらいの小さな小学校だった。
1年生から6年生までみんな顔見知りだったし仲が良かった。
私が4年生になった春に新しい先生が引っ越してきた。先生は若くてみんなの人気者だった。
先生は学校の近くのアパートに住んでいたため日曜日は友達4人くらいで先生の家に遊びに行っていた。
田舎かつ山奥の地域なので本当に古いアパートだった。
先生の家に行くと大きな6段のタンスがあった。それは元から家に付いていたものらしい。そしてソファもあった。私はソファの端っこを特等席としていた。
座る場所はいつも決まっていた。
みんなでワイワイ話したりゲームしたりして夕方はテレビを見ていた。
その時だけ、一瞬だけスーっとテレビの画面が切れる現象が起こる。私にだけだ。みんなは何ともない。
いつも時間は決まっていないが必ず一瞬テレビ画面が途切れる。
気のせいだと思っていたが何回もあると不思議に思い、それを先生に言ってみた。
先生は
『おかしいねぇ…どこの位置?』
など冗談で済ましたりせず考えてくれた。ソファに座ってテレビを見ていると見えなくなるということを説明した。
すると先生が
『え…。私も時々それあるの…』
と言ってきた。物凄く怖くなった。
先生も怖がっており、日曜日みんなが来たとき大家さんに聞きに行こうということになった。
そして日曜日。先生と4人が大家さんを尋ねた。大家さんは『あぁ…』と言い何か心当たりがある様子だった。
すると何年か前にそこに住んでた人が近くの山で自殺をしたと言う。
みんな震え上がった。それとテレビとの関係はあるのだろうか…。
でも先生は怖くなり、お祓いを頼んだ。その時、家を隅から隅までそうじしなさいと言われた。
そしてみんなでその家の大そうじをする事になった。全ての引き出しも棚もキレイにそうじした。
そして最後に…タンスをそうじする事になった。
先生は背が低かったためタンスの1段~4段しか使っていなかった。5段と6段はあけたこともなかった。1段から4段まではそうじした。
そして椅子を使い5段と6段のそうじに取り掛かった…5段目を終え、6段目を開けた。すると…
大量の手紙が出てきた。
埃だらけになったもの凄い数の手紙がそのタンスには詰まっていた。
先生は不思議に思い恐る恐る全て取り出した。すると前に住んでた(自殺した)人へ宛てた手紙だった。
差出人は男の人だった。全部一人の男の人からの手紙だった。彼氏だったのだろうか。
先生と私たちはその手紙を持ってまたお祓いしてもらいに行った。
それからと言うもの、テレビの画面が一瞬見えなくなる不思議な出来事はなくなった。
しかし、そのタンスはテレビとソファのちょうど真ん中の位置に置いてあった…。
タンスに手紙を取りにきたその女の人の霊が立つとちょうどテレビとソファの真ん中にあたる。だから一瞬テレビが見えなくなる現象が起きたということだった。
それまで幽霊は信じなかったが、本当にいるのだと小さいながらに恐怖に感じた。
引用元:http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1430400003/
コメント
コメント一覧
先生がおかしくなってしまう結末かと思って心配しました。
9ぺそです
生徒だって貴重な日曜日を無駄につぶしたくない
おまさんみたいな先生の所に遊びに行く生徒はいないから心配すんな
実はその幽霊はタンスに向けて立っていたのではなく、こちらに向いて立っていたのだとしたら…
ここでアパートと言われているのは、教員住宅か何かではないのですかね? 山村など不便な所では教員住宅が普通に設置されますから、こちらの方がより可能性があります。
怖いけどなんだかもの悲しい話ですね。
優しい先生と生徒たちの交流も素朴で良かったです。へそ吉的には10ペソでした。
今日はおでんにします。へそ吉でした。
それでも気にせず使い続けたけどな
番組のいいとこでテレビのチャンネルが変わると、
「今変えるなや!」ボコォ
とすると不思議とチャンネルの切り替わりがなくなった
掃除しなさいとだけ告げる性根の腐った坊主か神主
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