
仮題 失明寸前
懺悔話です。
大学生の頃、僕はある輸入食材店に通っていて、そこの女性経営者(20代後半の人妻)と仲良くなりました。
とはいえ、相手には旦那さん(薄いサングラスをかけてます)がいたため、距離を置いた友人としての付き合いです。
「大事な話があるの…」
数か月ほどして、彼女と夕食をしたときに、旦那さんがひどいDVだったこと、また、交通事故で先日死んだことなどを聞かされ、そのあとに男女の関係になりました。
彼女はお金に余裕があるのか、腕時計など高価なプレゼントもいくつか頂きました。
付き合って2-3週間ほどでしたが、近くにいるとき、彼女は僕の目のあたりをゆっくりマッサージします。
「目は疲れやすいからいたわらないとね」
と言いながらまぶたの上を強めに押すのです。少し痛いくらいに。
その後、旅行したいというので2人で旅行に行きましたが、旅行先のホテルで彼女は発狂しました。
緑人間や悪魔の集団が見えるらしいです。天使がラッパを吹いて時間を細分化するとか、床から人面(?)が溢れるとも言ってました。
僕は部屋に軟禁されましたが、すきを見て脱出しました。
その後、いろいろありまして、彼女は精神病院に入院となりました。
実は旦那さんは死んでいなくて普通に生きていました。単身赴任だったようです。関係者に話を聞くとDVや交通事故というのは彼女の妄想(?)でした。
ただし旦那さんの右目は以前に家庭内事故で失明したらしく、その事故というのは奥さん(彼女)が
「空の天使がその眼を潰せと命じた!」
という理由で、就寝中に目に爪を突き立てたとのことでした。
彼女はお店のお金も持ち逃げし、カードの限度額も越えて多重債務になっていた状態ということもあり、僕は頂いた分のプレゼントなどを返却しました。
その後、僕は人間不信になり、生きるのに疲れたので複数の薬を飲んでいます。
事件後は僕の目の周りに浅いひっかき傷が見つかりました。
いつのまにか傷がついていたようですが、失明しない分だけ助かったと思っています。
投稿者:人間不信
コメント
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林先生案件だろ
破綻が確実になる前に集められるだけの現金をかき集めたり、商品の晴れ着を売ったりして
逃げる経営者は珍しくない気が
その状況で誰が持ち逃げだって言うのさ?ってこと
1:「経営者が店の金を・・」店は旦那さんとの共同経営だった模様です。個人商店をイメージして頂けたらと思います。ある時期売上金がなくなっている状態です。
2:「時間の細分化」は彼女が言うには1秒を何百分の一にしたら、たくさんの行動が高速でできるらしいです。「天使のラッパ」はそういうものが見えたり聞こえたりらしいです。
他にも幻覚・幻聴らしき発言はありましたが、多すぎるので割愛しました。
これが創作であれば、今の状況も少しは変わっていたのかもしれません・・・。
※6さん
そこまで計画的な考えではなく、現実逃避的な行動だったようです。もっとすごい物も買おうとしてました・・。
法人(会社・店)と個人(経営者)は別人格でっせ。
だから経営者でも横領や背任になるんや。
知らん人が多いのか。びっくり。
「男も悪いだろ」という意味だと思いますウゥゥ...
幻覚ではどんなものが見えているんだろうか・・。怖い
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