
昨年の夏の話。
その夜は友人との飲み会で、かなり帰りが遅くなった。
終電も逃し、このまま朝まで飲み明かすかーって話だったんだけど、私は次の日用事があったので帰ることにしたんだ。
私の自宅は新宿からそう遠くなく、タクシーに乗ればすぐに着くけど、まあ歩けない距離じゃないし酔い覚ましがてら歩いて帰るかってことで、暗い夜道を一人で歩いた。
賑やかな繁華街を離れ、住宅街に入る。
夜風が気持ちいなあなんて考えながら歩いていると、突然、暗がりから小学校低学年くらいの全身黒ずくめの男の子が現れて
「むかえにきました!」
って私に言うんだ。私が、え?って戸惑っていると男の子は私の顔をじーっと見つめた後
「あっ、ごめんなさい!間違えました」
って走って行っちゃった。
なんなの、あれ…
時刻は午前2時を回ったところ。こんな夜中に小さな男の子が一人で外をうろついているなんて、どう考えてもおかしい。
不審に思いながらも、その日は無事に帰宅。まだ起きていた弟に今あったことを話すと、
「死神だったんじゃねーの?持ってかれなくて良かったなw」
と笑われた。私もそーだねなんて笑いながら、さして気にも留めていなかったんだ。
数日後、近所で不幸があった。亡くなったのは私と同じ年頃の女の子。原因不明の突然死だったらしい。
そしてその子の家は、あの日の夜、男の子が走って行った方向。
単なる偶然かもしれないけど、本当にあの男の子は死神だったのかもしれない。もしあの夜、私が間違われたままだったら…そう思うと背筋が寒くなった。
以上です。
長くなってすみません
124:13/03/05(火)15:10:42.78ID:QNMsNbqKO
全身黒ずくめって、どんな服装だった?
学ランに黒の短パンとか?
125:13/03/05(火)15:26:47.67ID:kuSn5LVK0
>>124
いや、上は長袖トレーナーに下は長ズボンだった。真夏なのに変だなあと感じたのを覚えてる。
あと、顔は暗くてよく見えなかったけど、凄く色白な子だと思った。
126:13/03/05(火)15:35:09.21ID:QNMsNbqKO
>>125
ふむ、人によって見え方が違うのですね。
僕の友達は般若の顔で白い着物を着たのを観たって言ってましたね。
128:13/03/05(火)15:44:12.77ID:kuSn5LVK0
>>126
般若の顔に白い着物…それは怖いですね。そんなのに夜道で出くわしたら失神してしまいそうです。
そのお友達は霊感のある方なのでしょうか?私は生まれてこの方、霊の類を一度も見たことは無かったので…
129:13/03/05(火)15:56:34.62ID:QNMsNbqKO
>>128
正確には友達の母親です。
その母親が小さい頃に祖父(だったかな?)が危篤状態で寝込んでいるところに、枕元にそれが正座した状態で現れ祖父を見ていたそうです。
そして、ふっと息を祖父に吹きかけると一瞬で亡くなったそうです。
146:13/03/05(火)21:59:33.91ID:UEDKmXu60
病院勤務だったうちの母はサラリーマン風の眼鏡をかけた人を見ていたそうだ。
書類みたいなのを手にしながらウロウロし、その人が近づいたベッドの人はその日に亡くなるらしい。
ある時、母が心臓を悪くして入院した。
手術前に「あの男がきた、お母さん助からないよ。今までごめん。あまりいい親じゃなかったね」
母は手術中に亡くなった。
だから嘘ではないと思ってる。
148:13/03/05(火)22:09:59.18ID:ZDusx28gO
>>146
なんだか切ないな…
引用元:https://www.logsoku.com/r/2ch.net/occult/1361962919/
コメント
コメント一覧
タクシー運転手が、病院から違う病院に向かうためスーツ、メガネ、書類らしき封筒を持った男を乗せて走った話が何処かにあったよ?『直ぐに戻るので待ってて欲しい』と、そそくさと病院に入り戻ってきて、ふと気が付くと消えていたとかなんとか…
タクシー運転手が、病院から違う病院に向かうためスーツ、メガネ、書類らしき封筒を持った男を乗せて走った話が何処かにあったよ?『直ぐに戻るので待ってて欲しい』と、そそくさと病院に入り戻ってきて、ふと気が付くと消えていたとかなんとか…
それにしても間抜けな死神です。連れて行くべき相手を間違えるとは。死神なら、超自然的な能力で的確に目標を見定めると思いますが。死神と言っても子供だったのでへまをやった、というのなら微笑ましいが、誤って連れて行かれたのでは洒落になりません、ブルブルブル!
「・・・はい」
飲み会で深夜うろつくようなのは「女の子」じゃねえだろ、BBA!
そんなBBAにすら相手にされないからって、
みっともない…。
ちょっと思った
合言葉だったんじゃねーのって
死神が似たような家に乗り込んで、人違いで殺そうとした話が洒落怖にあったと思う。
子供が「迎えに来た」と言うには、死ぬ人が予め決まってるんでしょう。
書類にはそんな情報がのってるんだろう
去り際に「ピカッ」、ってやられてますね。
間違いなく。
タクシー運転手が、病院から違う病院に向かうためスーツ、メガネ、書類らしき封筒を持った男を乗せて走った話が何処かにあったよ?『直ぐに戻るので待ってて欲しい』と、そそくさと病院に入り戻ってきて、ふと気が付くと消えていたとかなんとか…
新宿ではなく、駅周辺の繁華街で飲んだって話の方が良いかもよ。
化粧した小学生の女二人組とか新宿で見かけるが、十分怖いけどね(^^;徘徊老人もだが、夜に変な人に合うと、それだけで都心部ではリアルホラーだね。この時期は深夜にコンビニに行くニートが不気味
少年が遅くに歩いているなんて不自然ですねえ。不自然な事案ていうのは時として怪談話に繋がると思います。
もしくは歌舞伎町のホステスさんの子供さん?
謎は深まるばかり…そんなへそ吉でしたあ。
勝手に抜け弁天あたり想像してたけど
そのサイト今は携帯ネットはやっていなくてパソコンのネットでやっています。
量子論とカオス理論のせいで遠い未来予測は無理なんだよなぁ
コメントする