08/01/26
神奈川県Z市にあるZ高校に通っていた頃の話。
高校時代は放送部に所属してたんだけど、そこの高校の放送部は自分が入る前の年までは15年連続県大会優勝とかっていう、割とその筋では有名な学校だった。
そんな部だから大会前ともなると最終下校くらいまで当たり前の様に活動するのよ。
ある夏の日、いつもの様に遅くまで残って作業をし、そろそろ帰ろうって事になった。
トイレに行きたかった自分は、部室を片付けてから先輩や同級生に先に学校を出る様に告げてトイレに向かった。
無事用を足し、みんなに追い付こうと携帯で帰りの電車の時間を調べながら小走りで昇降口へ向かった。
と、放送室の手前で肩が誰かにぶつかった。
(やべ、携帯ばっかで前見てなかった)と思い、『すみません!』と言いながら振り向くと誰もいない。
前にも横にも後ろにも誰もいない。
ちなみに廊下の真ん中にいたから壁とかにぶつかったわけでもない。
(???確かに誰かにぶつかったのになぁ。)と思いながらも、みんなに追い付きたいから先に進もうとした瞬間。
思いっきり顔面をぶつけた。しかも何もない空間に。さらに、顔面をぶつけたであろう空間を境に一歩も前に進めない。
大混乱に陥った自分はあわてて反対方向に進んだ。しかしちょっと歩いてまた顔面を強打した。
もうわけがわからなくなってた。
『うわー!うわー!うわー!』
って叫びながら、何もない空間にぶつかりまくってた。
1・2分くらいたったころ気付いた事があった。だんだんと空間が狭まってきていた。
最初は前後で10m程度あった空間が、半分くらいになってきていた。
『うわー!うわー!うわー!うわー!』
って言いながら見えない壁?にタックルしまくった。と、次の瞬間友人が急に目の前に出て来たと思ったら、タックルした体が空をきった。
友人は驚いた表情で自分を見ていた。自分は恐怖と安堵で泣いていた。
その後みんなに合流し、落ち着いてから話を聞くと、友人は先輩に言われて放送室に鍵を掛けたかチェックしに来たとのこと。
廊下を歩いていたら急に目の前に自分が現れてわめきながらずっこけてきたらしい。
しかし、その瞬間まで友人は自分の姿も見ていないし、声も聞いていないと言っていた。
一体あの空間は何だったのか。
もし友人が来なかったらどうなってしまったのか。想像したくはない。
引用元:https://hobby10.5ch.net/test/read.cgi/occult/1200909111/
コメント
コメント一覧
足元にいた投稿者に気付かず、2体のぬりかべが距離を縮める
まさにラブラブ空間
投稿者圧死の危機!
しかし背後に現れた友人に気付いたぬりかべs、赤面して消える
どうやら、ぬりかべは背後が弱点のようだ
友達が「急に目の前に現れた」と言ってるしなあ
ガツ!フアオー〜ン!!ピイイイイ~
確かにそうなのかも知れないなあ。こんな空間の異常現象を昔はぬりかべといったのかも知れない。確かに。
でも怖いね。壁が最後まで狭まったら潰されたのかな。
アイツ等は結構な人数が存在して、アイツ等の中でも階級と云うかカーストみたいなものが有るのだ。
勝ち組、リア充(?)的な奴等は軍の特殊部隊と戦ったり、警察と麻薬組織の銃撃戦にチョッカイを出したり……
でも時々奴等の中にも「…あ、こりゃ駄目だ」的なのが居て、渋々何かと戦う訳だ。
今回は高校生に因縁をふっかけていたのだなw しかも未遂で逃げた。
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