絵画
03/03/17
自分が高校の頃の話です。

自分は美術部に入っていて、自分で言うのもなんですが、その部の中では1番絵が上手いみたいな感じで、絵が仕上がるたびに結構みんなからチヤホヤされていたんです。

しかも、美術部に男は少なく、ほとんどが女子だったので、数人の男子からは

「絵が上手いとモテモテでいいよなー」

とか羨ましがられてました。自分は、少し複雑だったのですが。

しかし、自分と同じぐらい、いや、むしろ自分より上手い人が部の中にいたんです。髪の長い、女の人。

しかし、その人は何か陰湿な感じで、その人がどんな上手い絵を書いても、誰も見てくれはしませんでした。

先生も、自分の方をえこひいきして、自分はその人がかわいそうに見えてなりませんでした。

そしてある日、自分はその人に声をかけたんです。

「〇〇さん、絵かなり上手いよね?絶対俺よりも上手いし!」

自分はその時、心の中でセリフが決まっていたもんだから、その人が書いてる絵に目をやっていませんでした。

するとその女の人は、今までの陰湿なイメージを吹き飛ばすような微笑みを見せました。何だ、この人、実は明るいんじゃん!

自分は、その人との話題を作るために、その人が書いてる絵に目をやりました。鮮やかな赤い絵の具が光る、綺麗な色彩画。

と思いきや、俺の死体。

みんながこの人に近付かない理由がよく分かりました。

ちなみに、後の友達の話によると、その女の人は、好きな人の死体を書くのが趣味らしい。異常ですよね。


引用元:https://hobby2.5ch.net/test/read.cgi/occult/1047906776/