怖い
07/02/03
大学2年生か3年生の夏休みのときの話です。

まだ帰省せずに東京にいた日のことで、夕方、うとうとしているうちに夢を見ていました。

夢の中で、私は地元で夜のジョギングをしていました。

幼なじみの友人のご両親が経営している薬局のそばを通りかかったとき、その軒下に人だかりができていました。

みんなひそひそ声でガラス越しに中を覗き込んでいます。自分も気になって中をのぞくと、床が抜けてそこに薄モヤがかかっていました。

目を凝らしていると、その薄モヤの中を黒い球体が上下しています。そのうち、その球体がその薬局一家の首であることに気づきました。

5つぐらいの首が目と口を閉じて上を向いた状態で、モヤの中を浮いたり沈んだりしていたのです。

そのうち、見覚えのある首が自分のほうへ近づいてきました。例の幼なじみの女の子の首です。

さすがに「やばい…」と思ったのですが、どうにも体が動きません。そうしているうちに首はガラス窓1枚を隔てて私の顔の前で止まりました。

その瞬間です。

首の目と口が開いたかと思うと、そこから真っ黒なねばねばした液体が流れ出し、ものすごい叫び声が響き渡りました。

ひどい寝汗でした。目を覚ましていくら時間がたっても、何ともいえない嫌な感じが胸に残っています。

悪夢がこんなに後を引くのは初めてのことなので、彼女に何かあったのではないかと思い、実家の母親に頼んで彼女の家に電話してもらいました。

すぐに折り返し電話がありました。

「あんた、あちらさんにびっくりされたわよ!」

「やっぱり、…さんに何かあったの?」

「そうなの。でもあの子じゃなくて、お祖母さんが亡くなったみたい。」

私が悪夢を見て跳ね起きたのと同時刻、彼女は、自分を大事にかわいがってくれたお婆さんが布団の中で冷たくなっているのを発見したそうです。

不幸なことに彼女が第一発見者で、そのとき家中に響き渡る声で絶叫したそうです。


引用元:https://hobby9.5ch.net/test/read.cgi/occult/1170383019/