06/04/18
いつも見てばっかりなのでここらでちょっと自分の実体験を。
あれはかなり昔、自分が4歳ぐらいのころ。明け方4時ぐらいの出来事。明け方と言ってもまだ全然真っ暗で、周りはぼんやりとしか見えない。
ふと気づくと、俺はベッドの上に立たされて母親に怒られていた。
「なんであんなことしたのっ!」
っと怒られているんだが、自分が何をしたのかさっぱりわからない。そりゃそうだ。今起きたばっかりなんだから。
自分が何をしたのか聞きたいのだが、相手は怒ってるし聞けば聞いたでさらに逆鱗に触れそうだったので、訳もわからず
「ごめんなさい」
とあやまっていた。ひたすらあやまっていたのだが、なかなか許してくれない。
1時間ぐらい、延々と
「なんであんなことをしたのか?」
「どうしてなのか?」
「今何時だと思ってるのか?」
っと同じような事で問い詰められてる。
まぁ普段から、うちの母親は怒ると異様にしつこかったりしたので、あやまるだけムダ。
どうせあやまったって延々怒るし、あやまらなかったらあやまらなかったで延々怒る。
そういう意識があったので、「あぁ今日はまた特別機嫌が悪いんだな。」もしくは、「あぁ俺そんなにたいそうな事をしでかしたんだな」ぐらいにしか思っていなかった。
ところが。よくよく考えてみたら、この夜中明け方の4時~5時ぐらいにかけて延々と母親が怒鳴り散らしているにもかかわらず、隣の部屋で寝ているはずの親父が起きてこない。
それはまぁいいとして、二段ベッドの自分の下で寝ているはずの2歳の妹が起きてこない。
起きてこないはずがないっていうか、寝ていられるはずがないほど俺は怒られているのに物音ひとつしない。
と一つ気になったら、すべてがおかしく思えてきた。
周りの音がないのだ。いつもなら気になる時計の音も、そろそろ走り出すであろう車の音も。いっさいがない。あまりにも静か過ぎるのだ。
そして一番納得がいかないのが、母親の異常なしつこさ。あやまっても、あやまっても許してくれない。
いつもならいくらしつこくても、そろそろやめてくれるであろう時間になってもやめてくれない。
ここで一番怖い事に気がついた。
母親の顔を見ていないのだ。
正確には、暗くて見えないのだ。真っ暗の中で怒られてる。気配と声で、母親だと認識していたのだが、確認してはいない。
「なんでこんなことしたの?」
「何時だと思っているの?」
「悪いと思ってるの?」
同じ様な事で延々と怒鳴ってる。
この人は本当に母親なのだろうか?と思った瞬間、
手が飛んできた。
ばちっ!と叩かれた。
が、その手がおかしい。
ツメが異様に長いのだ。
触られた感触もかなり冷たい。
母親じゃないっ!とそう直感した。
母親はツメが薄く弱いため、いつも割れてしまうからと言う理由からツメは伸ばさない。
当時まだ若かったであろう母親だったが、その理由からツメを伸ばしたことはない。
誰だ?
と疑問に思ったそのとき、今まで怒鳴り散らしていた声の質が伸びたテープの様にいきなりトーンダウンした。
この世のものとは思えない様な、響くような低い声に変わり、だんだん言うこともおかしくなってきた。
「なんで殺したの?」
「どうして殺したの?」
「どうして死んだの?」
に変わった。
やばい逃げなきゃと思ったが、ここは二段ベッドの二階。相手は二段ベッドから降りる、階段付近に立って怒鳴ってる。いや、今は泣きながら訴えてる。
いままで怒られていたから動かなかったと思っていた体は、動かそうとしても動かない金縛りに変わってる。
やばい体が動かないと気づいたとき、一段と大きな声ではっきりと
「悪いと思ってるの?」
と顔を近づけて来た。
その顔は、髪の毛はバサバサで肌は青白く、そして両目がなかった。そこから俺は、意識がなくなった。
そして朝?だろうか?昼だろうか?気がついたら同じ状況でベッドの上で立たされて母親に怒られてる。
今回違うのは、ちゃんと周りの音は聞こえてるし、何より明るい。顔がちゃんと見えるのだ。間違いなく怒ってるのは母親。
「どうしてあんなことしたの?」
「何してたの?」
「どこいってたの?」
と問い詰められてる。
今回も今回でなんで怒られてるのか、わからなかったがちゃんと聞いてみた。俺は何をしたんだと。
そうしたら、
「あんたねぼけてたの?」
っと話をしてくれた。
昨日の夜中2時ごろ、まだ起きてリビングにいた両親の前をすっと俺が通ったらしい。そのとき、両親はトイレに行くのかな?と思っていたらしいのだが、俺は、
「遊びに行って来る。」
と、そのまま玄関から出て行ったらしい。
まさか、出て行くとは思っていなかったから止める暇がなく、あわてて玄関から出てその辺を探して見つからず、家に帰ってきて警察に電話する前に、俺のベッドを見たら寝ていたらしい。
そのまま起こして事情を聞こうとしたが、俺が起きなかったのとスヤスヤ寝てるし、自分たちも疲れていたので気がついたら寝ていたらしく、そのまま朝を迎えたところで、俺の叫び声で起こされたらしい。
結局、俺はねぼけていたからそのとき何をしていたのかわからない、といいわけした。
この話は誰にもしていなかったのだが、ここに出してみた。
やばいのかな?この話。
引用元:https://2ch.live/cache/view/occult/1170418958/
コメント
コメント一覧
へっへっへっへっへそ吉です。
じつは一昨日まで重度の精神病と診断されて入院しておりました。もう回復したのですが。
この件は霊的なことより母親に対するストレスや不信感、嫌悪感といった感情が原因であると思います。
この話やばいのかな?って、結構やばいですね。
ちゃんと治療しないと、夢遊病の間に殺人とかやっちゃったらアウトだぞ
家族がいうには会話もして器用にトイレまでしてたらしいがまるで覚えてない。
この話は好きだよ
母親に甘えたい、または甘えたいけど甘えられない、という心理だったのかな?年下の妹もいたみたいだし。
だけど母親が最後に「なぜ死んだの?」と言ったのが不可解 色んな想像をしてしまう
でも生まれ変わって前世の記憶が抹消されてる報告主にはちんぷんかんぷん。
もう少し違う視点からのネタにしないと展開が読める
例えば心霊か人間の狂気か、それとも他の力なのかっていうスタンスでやると見てる方は、何なんだ?と引き込まれる
こういうループするようなダラダラ感のあるネタはリアルさを出そうというのが見え見えになるから注意しなきゃいけない
んー32点!
※10も言ってますけど、4歳の頃の記憶が物凄く鮮明ですね。
驚きです。まるで昨日の出来事の様に・・・。
人によるんじゃないでしょうか?
今では昨日の事も鮮明には覚えてなかったりすます・・・
私もへそ吉なんです。
確かに4歳の頃を克明に覚えていることに違和感を感じて姉妹ますが、大人になってから補填され作られた記憶が多くを占めているような気がします。
さっ、さっ、さっ、さっ!桜が咲いたら西へ飛べ♪へっへっへっへっへそ吉です♪
この表現、どこか他の話の中で見かけたことがある。
高校の頃に発症したらしく、親はお祓い等させたと言うが…
物陰から聞こえる蟲の足音、奈落へ落ちる悪夢
子供のころに良く見る恐怖であるがこれは、人が自我に目覚める前、世界と自分とを
区別していなかった時代の、古い脳の記憶だという
それ以前の記憶ほぼない
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