09/07/25
釣り好きの叔父さんから聞いた話。
叔父さんは紀伊半島によく渓流釣りに行っていた。その日も林道から3時間程上流に登ったところにある穴場に行った。
途中10メートルくらい落差のある滝なんかも登る。
穴場はシーズン中いつも入れ食い状態らしいが、その日は一匹も釣れない。あきらめかけた時一匹の大物がかかった。50cmはあろうかというイワナだった。
叔父さんは大喜びしたのもつかの間、イワナの体を見てびっくりした。体がぐにゃりと曲がっていた。
奇形は良く釣り上げるが、こんなにひどいのは初めてだった。
こんな体でここまで大きくなったのに、殺してしまうのはかわいそうだとイワナをそっと逃がしてあげた。
「あれはキリクチやった、きっと主やな」
紀伊半島だけに棲むイワナで、絶滅寸前らしい。
だいぶ薄暗くなってきたので、その日の成果はあきらめ沢をくだる。難所である滝まで来たとき、もう辺りは薄暗くなっていた。
叔父さんは大きな岩に持っていたロープを回し崖を降りはじめた。普段そんなことはぜず、慎重に足場を探しながらゆっくりと降りるらしい。
懐中電灯の類を持ってきていなかった叔父さんは、こんなところで一晩過すのはまっぴらだと横着した。
下まであと3~4メートルというところで、引っ掛けていたロープが外れたらしく落下。
ゴツゴツとした岩場に着地し足に激痛が走る。あまりの痛さに、これは間違いなく骨折してると思った。
周りに落ちている枝切れで足を固定し、なんとか川を降りようとしたが、真っ暗な中、しかも片足では大して進むこともできず、あきらめて川岸に座り込んだ。
睡魔か空腹か骨折の痛みのせいか、意識がもうろうとしている中、何かが叔父さんのすぐ近くにいることに気付いた。
フンフンフン フゴー フンフン フゴー
それはしきりに叔父さんの臭いを嗅ぎまわっていた。牧場の牛を臭いをさらにひどくしたような獣の臭いが鼻をつく。
クマや!死んだふりしてもあかん!
そう思ったが、体を動かすことも目を開けることもできなかった。
しばらくその獣は叔父さんの周りを回っていたが、突然足をぐいっと持ち上げられたかと思うと、ゴツゴツした川原を引きずられだした。
体中を岩に何度も打ちつけられ、この後自分が食べられることが分かっていながらも、痛いがな、もうちょっと優しくしてくれ、などと思っていたところで記憶がなくなった。
気がつくと夜は明けていて、川原に寝転がっていた。辺りを見回すと、そこは車を止めた林道のすぐ脇だった。
相変わらず激痛が走る足を引きずり、叔父さんは自力で車を運転して病院に行った。
そんな体験談を聞いて
「クマに助けられた?」
とたずねた。
「あれはクマやない、クマやったら引きずられてるとき横か上におるやろ」
四本足で歩く熊が人を咥えて引きずる姿を想像してみる。
確かに体が邪魔になる。下手したら踏みつけられるかも。
じゃあ何?と不思議がってる俺に叔父さんは言った。
「牛鬼や」
ええ?昔話の?あれ人を襲って食べるんじゃなかったか?
信じられないという問いかけに
「キリクチ助けたやろ?せやから助かった。あれ捕まえとったらたぶんわしも食べられてたわ」
叔父さんが言うには、川の主であるイワナに温情をかけ、食べずに逃がしてあげたので、牛鬼は叔父さんを食べずに助けてくれたとのこと。
それ以来叔父さんはイワナを釣り上げても逃がすようにしているらしい。
「キャッチアンドリリースや、アマゴは食べるけどな」
そう言って豪快に笑った。
引用元:https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1247582111/
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牛鬼「わしゃ知らん」
福岡大ワンゲル部のヒグマに襲われた事件など、凄惨の一言に尽きる。
ヒグマは獲物を殺さず
生体状態か食事行為に走るから、襲われた一人は喰われている状況から死に至るまでのメモを残している。
襲ったヒグマはメスで、男性器を好むらしい。
喰われた時にその被害者は「畜生!」とメモに残している。
因みに三毛別事件ではオスのヒグマで、執拗に女性を狙って食害にあったよね。
この話の内容からすると、多分襲ったのはツキノワグマでしょ。
ヒグマは襲ったら、直ぐに食べ始めるから父親さんは生きていないでしょ。
それに、本州にはヒグマは生息していないし。
ツキノワグマは人を襲う事はあっても食害には至らないし、基本的に草食性だよね。
ヒグマは雑食性。
植物も食べれば、エゾシカを襲う場合もある。
しかも、鹿に追いつける程の脚力を持つから、自分がターゲットに選定されたらライフル銃など強力な武器が無いと、とてもじゃないが敵わない。
勉強になるなあ
知識が多くて素晴らしい・・・・・
父親じゃなくて叔父さんだけどな。
それとツキノワグマも基本は雑食性なんだが?雑食の意味解んないのかな。
もしや!虫とか植物だとおもってんのかな?
基本、草食性とはどう言う意味なのか解らない。
追われてる中テントに隠れて、じゃなかったかな
つーかそもそもワンゲル部のは人食べてないし
成仏してください
こいついつもヒグマに食われてんな
x肉食目
〇食肉目
草食性、というのは必ずしも正確な表現ではありません。「草」は固くて消化しにくい繊維を豊富に含んでいるので、通常は草食動物と言われるものの中でも、草を専門に食べるのはウシやウマなど少数です。多くの動物は木の葉を主に食べます。だから、「植物食」と言う方がより的確です。木の皮や根茎(イモのようなもの)を食べる種類も含まれます。ニホンザルのような高等な霊長類は果実食ですが、これも然り。
クマやイノシシなどは雑食性で、木の葉や根茎などの植物性食物の他、昆虫・小動物、時にはシカや人間(!)などの動物性の食物も食べます。
修正センキュ♪ 間違えちゃったぜ。
お前最近おとなしいから心配してたんだけど、久しぶりに「へそ吉」らしいコメントだな。
去年の十和利山4人連続熊襲撃事件等、古くは79年5月阿仁町、83年6月田沢湖 町、93年由利町
「ママ、後ろに熊がいる。小熊を3頭連れてきて……私を食べてる!痛い……痛い………」
泣き叫ぼうが何してようが、親子で食べちゃうっていう、、熊だからできるストロングスタイルだよな。。
あれについての記事を読んで思うことは、最初に襲われた時、1人が助けを求めて下山しているのだが
なぜそこでもう全員で下山しなかったのか、ということ 実に哀しい、悔しい
こうした悲しい事件のお蔭で 今では常識となっている知識をわれわれは得られている
渓流の場合は鈴の音で眠らせることが出来ます。海の場合は足の速さ次第です。
んで北海道のワンゲルの事件はテント内で書いたメモだね。登山記録に付け加えて書いてある。
「畜生!」は追ってきたヒグマにパーティー最後尾の1人が抵抗してヤられた時に叫んだ言葉。直後に沢に落ちて御遺体で見つかってる。
手っきり山に住み着いてたホームレスだったのかと思った
そもそも奇形の魚なんて、釣り上げても食べる気になるもんなの?
ツキノワグマですけどね(´・д・`)
僕もフライフィッシングで渓流行きますけど熊注意の看板や放置された熊檻なんかありますよ(>.<)
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