イジメ
15/08/08
いじめと聞いて思い出した。

中学の頃に一人の女子が数人の女子からいじめられていた。

いつも一人で本を読んでるような子で、髪も前髪伸ばしっぱなしで幽霊女なんて言われてた。

でもさ、その子メチャクチャ可愛かったんだよね。

普段隠れてる目はぱっちり大きくて、くっきりした二重まぶた、まつ毛も長い、だから俺をふくめた1部の男子からは人気があって何人かはよく話しかけてたんだけど、その子は大抵一言二言返事を返すんだけど話を続けようとしない。

たぶんそんな所がいじめてる女子達は気に入らなかったんだろうね。徐々にイジメはエスカレートして行った。

その子を気に入ってる男子達はイジメを見かけたら止めたりしてたんだけどさ、ソレでもイジメはなくならなかった。

ところで、その子はおはようって言えば必ずおはようと返してくれるけど、さよならを返してくれた事はなかった。

でもさ、その子が一度だけさよならを言った時があった。しかもその子をいじめていた女子連中に。

その日その女子連中は全員死んだ。それぞれ帰宅途中に事故にあって。

偶然だとは思うけど怖かったよ、自分がさよならを言われたら自分が死ぬんじゃないかってね。

だから俺はその子にさよならを言うのは止めた。それでもその子に話しかけて、さよならまで言うやつはいた。正直スゲーと思ったよ。

まあ中学を卒業するまで、その子が誰かにさよならを言うことは2度となかったんだけどね。