工事現場
17/10/21
※建築現場で実際にあった恐ろしい事故 のコメント欄に書き込まれた話

北海道出身者チームの中で唯一安全帯を軽視していた一人の職人が、転落事故を起こした。

大晦日まであと2日で、現場では清掃後の半ドンで帰省する職人さんが大勢いた。

俺は監督者で、親方2人と来年始めの打合せをしていると、叫び声とドーンと何かが落ちた音と、雨の様なザァ~って水が降る音が聞こえた。

俺らは新造焼却炉の一番底部分におり、午後の打合せ中でもう人が少なくなっているから音は凄く響いた。

悲鳴みたいな叫び声と音からして転落事故だとすぐに分かったが、下請けの監督者でも現場では俺しか責任者がいないから行かなきゃならん。

親父の様な親方が俺も行くと言い、地上に出るハッチを出ると音の正体は、血の雨だった。

転落して首の後ろをケージング材で切断され、一枚4t以上の板材の上で仰向けに倒れている。安全帯を使ってそばに近づく。

生きてはいたが、自衛隊出身の俺は一目でもう助からないと分かった。

公共工事なので、連絡電話順に連絡した。新婚ホヤホヤな俺に親方連中は、帰れそうにないなら、嫁さんと宿屋で新年祝えとw

警察も救急隊も現場に来るのは難儀だった。雪で泥沼状態な上に雑草がジャングル化していた。救急隊が来たのは、展望台から見えてはいたが、到着まで途中下車ランニング40分後。

職人は虫の息で、機材に触る権限がないので、見てるだけだった。病院で亡くなった。

新婚なのに現場で3カ月泊り込みだから休めと社長に言われて休んでたが、警察から現場検証の要請が自宅に来た。

休み中に嫁同伴で現場に行くと、全監督がいてヤバかったw嫁は美人だったので、全員から怒られるどころか祝いをもらったw一応現場なんでメット被らせていた。


投稿者:本当にあった怖い名無しさん