霊感
15/11/14
以前どこのスレに書き込んだか忘れたが、異常五感家系の男が来ましたよ。

先週、娘(園児)の学芸会に来た親父が他学年の舞台を見ていてつぶやいた。

「お、あの子は…」

俺「知ってる子でもいた?」

親父「右から3番目の子は知ってるか?」

俺「あの学年には知ってる子いないよ」

親父「そうか」

後ほど、嫁に聞かれないようにこっそりと耳打ちしてきた。

親父「さっきの子、長くないぞ」

俺「…で、どうしろと」

親父「どうにもならんよなぁ…」

ひょうひょうとした親父の感情はうかがい知れない。こんな事を誰にも言えるわけなく。

今週、その子が事故で亡くなったと聞いた。一応親父にこっそり報告した。

俺「あの時、何が見えた?」

親父「なんとも言えん。表現のしようがない」

俺「俺の娘に何かが見えたら、教えてくれよ」

親父「今は見えんから心配するな」

俺「教えろよ」

親父「もしそうだとしても、言えるわけないだろう」

俺「…」

親父「本当に大丈夫だ。安心しなさい。ただ、いつでも聞き逃さないようにな」

今、娘は先天性の障害に悩まされてる。と言っても、日常生活にも成長にも支障はないし、サクッと簡単な手術すればオールオッケーな軽いやつだ。

思えば、娘が生まれた時からあった微細なアザを最初に見つけて問題視したのも親父だ。

俺「医者にコレ聞いたけど大丈夫だってよ」

親父「そうか。まあ人生いろいろあるわな」

もちろんただのアザなんかじゃなくて疾患だったわけだが。

もし死にいたるような何かを見たとしても、言えないだろうな、この人は。