15/12/05
うちの母親は、普段幽霊を見ることはないんだけど、
ひいお婆ちゃんが死ぬ前日の夜中に目が覚めて、ベッドの近くでほほえむひいお婆ちゃんを見たり、人の家にいったとき、
急に開けたくなったドアを無断で開けた(普段はそんなことしない)先に仏壇があったり、
子供の頃も、自分の部屋で勉強中、友達の声で「〇ちゃん、勉強教えて」と聞こえた次の日に、その友人が沼に落ちて死んだ、などなにやら霊感があるらしい人だった。
そんな母親が体験した、つい最近の話。
うちは自営業なんだが、そこに働きに来てる私の小学校の友達のお母さんがいて、その弟が病気で亡くなってしまった。
そのよしみ(?)で、私の母親と兄は葬式に出ることになった。
葬式が終わってしばらく、いつものように母親と駄弁っていると、母親にこんな話をされた。
母親「お葬式の前に夢を見たんだけど、家の前に側溝があるじゃない?そこにね、魚が一杯死んでつまってたの」
私「へえー(また変な夢みたんか)」
母親「それが、大きな鯛と小さい黒い魚だったんだけど」
私「うん(病気の暗示かね)」
母親「それで次の日お葬式に行ったらね、弟さんの遺影、大きな鯛持ってにっこり笑ってたの…釣りが好きだったんだって」
私「おおー」
母親「最初その夢みたときはもしかして私の妹(病気だった)が死ぬかと思ってたんだけど、違ったんだね」
私「そっかー」
話はそれで終わった。
母親が夢で人の死を予兆することは前にもあって、こういう話はよくしていたので、私は(またかー)くらいにしか思っていませんでしたが。
あの話している時の顔を見るに、たぶん嘘ではないと思うけど、ただの偶然なのかどうか、それは母親にもわかりません。
長文失礼いたしました。
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母ちゃん、ご存命なのね
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