ピエロ
15/11/28
小六のある日の夜の話です。

その夜、お父さんがマジギレして、「出てけー!」と言われ、家を追い出されてしまいました。

泣きながら家の近くをとぼとぼ歩いていたら、公園の前の集会所に、変な人?が2人、縄跳びをするようにぴょんぴょん飛んで遊んで?いました。

いつもなら、こんな夜に変な人だなあ、と思っていたんでしょうけど、その日怖い話を読んだせいで、恐怖がやばかったです。

そのとき、兄も一緒に出ていっていて、途中ではぐれていたんですよね。

その兄が私がまっすぐ進んでいたときの方向にいたので、駆け寄ろうとすると、曲がり角で曲がっちゃって、私も追って曲がろうとしたら、曲がり角の反対側?わかりますかね。

十の形の道で、まっすぐ行って曲がり角。の反対側です。それで、反対側から、

「えひャひャへャひャwwwwwwwwwひャひャひャwwww」

っていう、ピエロの笑い声が聞こえてきました。

それが怖くて、私は一目散に家の方向へ逃げ出しました。

そのときは帰りたいよりも兄が心配でたまりませんでした。でも怖くて、足が震えて、歩けませんでした。

その後、お父さんが家から泣きながら家から出てきて、ごめん、ごめんと謝ってきました。

そして、兄を探すことになったのですが、兄が見つからなくて、うわーっと泣いていました。

そのとき、ピエロのことを思い出しました。怖くて、兄が殺されたと思い込んでしまいした。

でも、帰ってきてくれました。帰ってきた瞬間、兄に抱きつきました。

帰ってきてくれたのは、よかったのですが、いまだにあのピエロノ声がなんだったのかわかりません。

あれはなんだったんですか?