テレビ画面に写った幽霊
11/07/10
テレビに映った奇怪な顔

1953年12月9日午前10時頃、アメリカ、ロングアイランド州ブルーポイントに住む飛行機製造工ジェリー・トラヴァース氏の三人の子供がテレビを見ている時だった。

第4チャンネルの喜劇番組の最中、画面の中央やや右よりに、にこりともしない女の顔がすっと現れて動かなくなった。

「幽霊の顔だ!」

子供たちは震え上がって母親を呼んだ。母親は急いで他のチャンネルに回してみた。

だが不気味な女の顔はブラウン管にくっきりと映ったままだった。そこでスイッチを切ったがそれでも女の顔は画面からじっとこちらを見つめている。

すっかり怖くなったトラヴァース夫人はテレビを壁に向けて、夫の帰りを待った。

話を聞き自分の目で確かめてからトラヴァース氏は修理屋に来てもらったが、修理屋も首をひねるばかりだった。

とにかくテレビセットそのものには別に支障がないということなので、トラヴァース一家は気味の悪い思いをしながらも、またテレビを使い始めた。

次の週の金曜日の夜、トラヴァース氏が友達と電話で話しをしていると、急に居間の方から三人の子供の声が聞こえた。

「パパ、消えたよ、幽霊の顔が消えちゃったよ」

つい先ほどまで、はっきりと映っていた女の顔は確かにきれいに消えうせていた。ただその代わりに五つの突起をもった星の形が白く輝きだし、三週間ほど消えなかったという。

これについて、ある専門家はこう説明した。

「前の番組の時、電子が゙爆発゙して、ブラウン管の内面蛍光層に女の顔を焼き付けてしまったのではないか」

だが、調べてみると女の顔が現れる直前の番組には、そんな女性は出ていなかったことが判明した。