07/09/19
開かずの部屋って言うか、よくわかんない体験。
ウチの母方の実家は農家なんだが、二階に開かずの間が二つ存在してた。
まあひとつは単に仏壇の真上の空間だから仏様を踏まないように閉じ切ってたっていうだけなんだが、もうひとつの部屋が今でも不思議なんだ。
二階に上がってすぐの部屋なんだが、物置みたいになってて、ぎっしりとタンスやら棚やらが詰まってる。
豪農だったから着物やら礼服やらが入っていたらしいが、まあ祝い事でもない限り普段は入らない部屋。
んで、そのタンスの奥に襖があるんだよ。ちょうど襖を塞ぐ形でタンスをおいてあって、子供心に何であそこ塞いでいるんだろう、あの向こうには何があるんだろうって思ってたわけ。
位置的に、襖の向こうは祖父母の部屋なんだが、祖父母の部屋から見て物置部屋に面した部分は、襖なんかじゃなくて壁。
しかもどう考えても襖と祖父母の部屋の壁の間には必ず空間がある。
まあふつうに考えれば仏壇と似たような理由であけてある部屋なんだろうけど、当時の自分は隠し部屋を探すようなワクワク感で部屋のあちこちを歩き回り、実家に行くたびにその開かずの部屋につながる道を探していた。
で、ある時祖父母の部屋の押入れを空けると、その押入れの奥が妙に広いことに気がついた。
こう、襖を開けてすぐ左手は壁のはずなのになぜか空間がある。結構奥まで続いてるみたいで、部屋と部屋の間の、壁の中を通ってるように思えた。
「このまま壁の間を抜けていけば、あの部屋に出られるに違いない」となぜか確信。思えばドラクエのやりすぎだった。
ただ、その日は夜も遅く、祖父母が部屋に入ってくればイタズラは出来ないので次の日人のいないすきを見て潜入する気で眠りについた。
まあこっから先は読めたと思うんだが、次の日に見たら押入れに穴なんてなかった。何べんみてもなかった。ふつうに壁だった。
祖父母に確認してもそんなものはないという。いい大人になってからも確認したがやっぱりそんなもの、あった事がないとさ。
ちなみにその空間は、やっぱり竈(かまど)の神様の真上の部屋だからだって。
あのままズンズン進んでたら、もしかしてその先の部屋には竈の神様がいたんじゃないかと今でも思う。今は改築されちゃって神棚も部屋もないけどな。
微妙にスレ違い&他の話に比べると地味な話ですまん。このスレ読んでたらなんとなく思い出した。
コメント
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あと、迷信かもしれないので明記はしないが、2階に部屋がある場合は1階の神棚の天井に「 」と書いた紙を貼ると良いと聞いた
ただの記憶違い、それともやはり子供は異次元的なものにアクセスしやすいのか
押入れの冒険って絵本思い出したよ。
なんで、若手声優の「雨宮 天(あまみやそら)」って芸名を初めて知った時は、
「なんて物騒な芸名にしたんだろう」と思ったけど、水の女神で当ったので、
まっ名は体を表す…かと今では思っている。
勉強になった ありがとう
ヘスティアなら会いたい
タンスの奥に挑んでいたら…
・(確かに見た筈なのに)タンスの奥に襖などなかった
・襖は開く構造ではなかった(絵だったとか襖溝がないとか)
・どうやっても襖は動かなかった
・襖を開けてみたがその向こう側にはただ壁があるだけだった
お好きなのをどうぞ(笑)
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