団地

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199 :04/04/04 16:28
これはどうしても忘れらない話。

うまく言えないんだけど、あれは8歳の頃、小学校の友達10数人と当時ドロケー(ケイドロ?)と言う遊びが流行ってた。

もっぱらその遊びをする場所は、北区にあるT島平団地で、そこは当時、自殺も有名な団地だったんだけど、まだ子供だったからそんな事を気にも止めずに遊んでいたんです。

で、その時、僕と友人の二人は泥棒役で、警察役の友達から必死に団地敷地内を逃げ回っていた時、一緒にいた友人が「このままだと捕まるからエレベーターで上に行こうよ」ってなって、僕らは1号棟のエレベーターに乗り最上階を目指したんです。

そのエレベーターっていうのは、昔の団地によくあった、縦に細長いガラス窓があるやつで(外の景色とエレベーターホールの様子が見えるタイプ)警察役の友達に、外から見られないように背を向け身を潜めながら、最上階へ。

ドアが開いて振り向き、友達が「あれ?!!」って言って、指差す方向を見たら、その階からは普段、街の景色が見えるはずなのに目の前には、あるはずのないもう一つの団地があった。

そこにあるはずのない建物の理解に苦しんだ僕達は、そのまま1階に降りて様子を確かめたら僕達の乗っていた1号棟団地エレベーターから、2号棟のエレベーターにワープしてたんです。

で、その事を、その場で遊んでいた全員を集め説明したら、皆相手にしてくれず、一緒に乗ってた友達と、もう二度と言うのは止めようと約束して、それから、その話にはいっさい触れずにいたんです。

数十年後の同窓会で、ふとした子供の頃の昔話のなか、あの時の話し覚えてる?と友人に聞いたら

「あの時のワープ!?って夢じゃないよな!?」

と急に顔色を変え、僕らの体験した出来事は夢じゃなかったと気付きました。

今もある、あの古びた団地には、他にも不思議な事件があったようです。





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