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265:
本当にあった怖い名無し:2010/05/12(水)19:32:31 

その日、僕は同窓会に行きました。
みんなのムードメーカーのA、頭がよくてわからない問題を教えてくれたB、クラスのマドンナでみんなに憧れられてたC。
僕はまた、この愉快なメンバーと騒げることに幸せを感じました。
わいわいがやがやと思い出を語っているうちに、ついに最期の修学旅行の話になりました。

「飛行機の中すごかったよな?だってファーストクラスだぜwww」

そんな事を話していると、いきなり空気が変わりました。
なんだと思ってみてみると、木曽が・・・木曽?木曽がなぜここに。
さっきまで馬鹿騒ぎしていたAもBもCも、クラスの皆も、そして私もおびえました。
木曽は一人ひとりの席の前に行き、水をかけて回っています。
木曽が私の前に来たとき、思わず叫んでしまいました。

「お前はあのときいなかった。お前はこの世にいないはずだ」
と。



279:本当にあった怖い名無し:2010/05/13(木)17:44:25

>>265 
今日は同級生の命日だった。 
今でも信じられない。 
あんなに楽しみにしていた修学旅行だったが、俺は体調をくずして40度以上の熱を出してしまった。 
それでも行こうとしたが、親や医者に止められて泣く泣く不参加となった。 
その日の夜にそのニュースを聞いた。 
同級生の乗った飛行機が墜落して、乗員乗客全員が亡くなった。 
俺を残して全員旅立ってしまった。 

懐かしい日々の思い出が蘇る。 
みんなのムードメーカーのA、頭がよくてわからない問題を教えてくれたB、 
クラスのマドンナでみんなに憧れられてたC。 
俺は彼らの墓に順番に花を添えて、墓石に水をかけて清めた。 
線香に火を点け手を合わせた。 







【解説】

285:本当にあった怖い名無し:2010/05/13(木)19:50:20 

>>265 
霊目線だね。死んだ自覚がないということ

は成仏してない? 
飛行機が落ちてみんな死んだ? 
木曽は修学旅行に参加しなかったので生きていて、お墓参りにきて、お墓に水をかけて回っている。