飲み屋
12/04/11
母の友人のおばさんの若い時の話です。

青山墓地の近くに3つのビルがあり、真ん中のビルの飲み屋によく行っていた。その飲み屋は3階に飲み屋、4階に飲み屋の支店がある構造。

ある日友人の誕生日会が飲み屋であり、少し遅れてしまったおばさん。青山墓地の電話ボックスで飲み屋に電話をかけると

「もう始めてるよ!早くおいでー、墓地突っ切ると早いからさ、待ってるよ!」

ガヤガヤとうるさく、かなり良いあんばいになってる友人たち。

おばさんは墓地を突っ切り3つのビルの真ん中の三階の飲み屋へ行きました。が…、シーンと静まりかえり真っ暗。ドアも鍵がかかってて開かない。さっきの電話だと騒がしかったのに…

勘違いで支店のほうだったのかな?と支店に行ってみることに。すると、支店も真っ暗で鍵が。

しかし、非常階段の前にボーイの格好の男が背中向きでそうじをしてる。

おばさんは

「すみません。今日お休みですか?」

と聞きました。が、ボーイの男は無言でそうじして一言も話さない。

なんだか怖くなったおばさんは、墓地の横の電話ボックスで電話してみようと思いつき、戻ってみることに。墓地を突っ切り、電話をしてみると

「遅いよーまだー?出来上がってきたよ」

と大盛り上がり。さっき誰もいなかったと言うと、そんなことはない、ずっと飲んでいると。

怖いので墓地を通らずに回り道にビルに向かってみると、明かりも煌々とついてどんちゃん騒ぎの飲み屋さん。

おばさんは安心したと同時に、ボーイの男がもし振りかえっていたら、もし暗い飲み屋のドアが開いていたら、はたして無事戻ってこれたのかな?と…

おばさんは霊感がある人なので、うっかり変な世界に行ってしまったみたい。

もし自分だったらどうしようと怖くなりました。