二年前の不思議な体験。
当時俺は九州のド田舎の某ボロアパートに住んでた。
薄給な俺は仕事とバイトを掛け持ちしても安いアパートの家賃を払うのがやっとだったんで水道代や光熱費を気にした。
水道も出来るだけ使わず、夜中でも電気を殆ど付けなかった。例えば「爪切りどこあったっけ?」となったら電気を一瞬つけ、爪切りの位置を一瞬で確認し手探りで爪切りをとる。
といった具合だ。だから俺の部屋はいつも暗く、俺自身あまり騒がしいタイプではないので外から見たら空き部屋のように見えたかもしれない。
さて、ここからが本題。夜中、インドアな俺は真っ暗な部屋の中でPSPをしていた。
音量は1でGE無印やってた。
すると、突然俺の部屋のドアノブが『ガチャリ』と回された